バレエ用リノリウム

バレエ、ダンス用の床シートは近年リノリウムが使われてきました。フローリングの床だと滑りやすく、時には足にトゲが刺さることもあり、これを解決するためにリノリウムシートを使うようになりました。最近では天然素材から作られたリノリウムより、さらに滑りにくく開発された○○リウム、○○フロアというシートが各メーカーから販売されています。 特に有名なものは、松山バレエ団と東リが共同開発した舞台用ビニル床シートTMフロアです。バレエ、ダンスなどは、滑りやすい床では踊ることが出来ません。といってピルエットの時にシューズが引っ掛かってもいけません。この相反する問題を解決したのがTMフロアです。膝にショックを与えないためのクッション材も挟み込み、現在販売されているバレエ用床シートの最高峰といえます。

プロリュームNBはテレビ局の美術制作会社からの要望で作られたバレエ、ダンス用フロアシートです。91cm幅なので取り回しがよく、有名バレエ団などの舞台で使用されています。20m巻ですが、カッターナイフなどで簡単に切る事ができ、小分けにすると運ぶ時も重くなく便利です。

プロリュームTFは舞台照明に対してハレーションが起きにくい表面加工があり、テレビ撮影がある舞台でよく使われます。天皇陛下の国民祭典でのステージに使用されたこともあり、英国バレエ団でも使用しています。色はホワイトからグレー、ブラックと5色あり、グレー1色のTMフロアに比べ選択肢があります。

TMフロア、プロリュームNB、プロリュームTFは、プロが使うバレエ用シートですが、アマチュア用の価格が安いシートもあります。フロアリューム、Pリューム、Sリューム、フロアー16などです。これらはメーカーがバレエ用として作ったものではありませんが、素材が似ているので代用品として使われています。色が豊富で特にピンク色は小さなお子様には人気です。滑りやすいという意見もありますが、多くの方は十分使えるレベルとおっしゃっています。

舞台で使う場合はシートを床の上に置いて、周りとつなぎ目を上から透明テープで止めます。シートが大きい場合は、はさみやカッターナイフで切れます。使わない時は丸めて保存できます。

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バレエ用シートが滑りやすいと感じた場合はこちらを参考にしてください。

リノリウムが滑りやすい理由
原因は滑りやすいものが付着してしまったためです。いままで経験でわかったいくつかの例をお話しいたします。
1)鏡を接着する時に使うコーキング剤がついてしまった場合は、少量でもつるつるに滑ります。工事業者の靴下についていたものが付着してしまうことが原因のようです。
2)工事業者がサービスでワックスをかけてしまった場合もあります。舞台用代用品と書いてあるのはバレエ用に開発されたシートではありません。スーパマーケットの床などに使われているシートが安価なため、バレエ用に代用しているだけです。これらのシートは通常ワックスをかけることが普通なので、何も言わなければ業者が勝手にワックスをかけてしまうこともあります。バレエで使う場合はワックスは禁止です。
3)松やにがついてしまうとビニール系のシートは滑りやすくなります。これも誰かのバレエシューズに付いていると全体に広まってしまいます。木のステージでは松やにを使うことも多く、そこで踊ったあと同じシューズでリノの上で踊ると付着します。
4)ヘヤーワックスがついてしまった場合も滑りやすくなります。モダン系のダンスは床に寝るスタイルも多く、そのような時に付いてしまうようです。
5)家のフローリングについていたワックスが靴下に付き、その靴下のまま買ったばかりのシートの上ですこし踊ってしまったため、ワックスが付いてしまったこともあるようです。

滑りやすくなった場合の対処法ですが、台所洗剤などをわずかに入れた水で雑巾を固く絞り、それで拭くとだいぶ改善します。しかしコーキング剤が付いてしまった場合などはこれではまったく改善しません。裏技としてはクレンザーを使って落とすということも聞いたことがあります。ただしシートをいためてしまう可能性もありますので、専門のクリーニング業者に相談した方がいいかもしれません。
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